CMはもう古い?アジア8カ国の女性に聞いた化粧品選びの情報源まとめ

自社化粧品のアジア展開をお考えの企業様に、今回は、日本を含むアジア主要8か国の化粧品購買ターゲット層の女性にまた別の角度からのアンケートを行いました。まずこちらのアンケートをご覧頂き、以下にその考察内容をまとめております。


1. 日本と全く違うアジア女性の化粧品購買に踏み切るきっかけ

このアンケート結果を見ますと、実に顕著なアジア化粧品販売戦略の面白いデーターが出ております。

日本の女性が、「化粧品」を購買するための情報源が「TVCM」、「知人の情報」、「ネット口コミ」などがほぼ均等の割合となっている事に対し、アジア各国では「知人の情報」が60%を超える高い結果となっています。

また、SNS等で取得できる「ネットの口コミ」に関しても全体から見れば、高めのウエイトを占めています。

日本とアジア各国の女性では、欧米諸国に比べ肌の色や習慣もそれほど大差がないように思えます。では、なぜこれほどまでに日本とアジア諸国の女性では、化粧品購買に踏み切るきっかけに歴然とした結果が出るのでしょうか。


2. 日本人は大企業への信頼が絶大、アジア人は身近な人間への信頼が絶大

日本は、第二次世界大戦から高度経済成長期を経て、今G8に入る世界トップクラスの先進国にまで到達しました。この戦後70年もの間、日本の産業界は徹底した物作りを研究し、今やあらゆる商品で「MADE IN JAPAN」は世界一流ブランドです。そのような背景もあり、日本人は、日本の大企業が作る商品に対して「絶大なる信頼」が潜在的にあります。

それと比較して、上記のアンケート上の8か国は、個々の国の生産品が「世界ブランドである」という代名詞に至っている国の該当対象国がありません。

もちろん、中国は今や日本を追い越す経済力を持ち、「MADE IN CHINA」は世界の生産工場であるというイメージはありますが、中国製品=良い品の代名詞というまでにはまだ到達しておりませんし、まして女性をメインターゲットとする化粧品市場では、「MADE IN CHINA」の化粧品をぜひ買いたいと考える外国人はほぼいないでしょう。

ちなみに本記事のライターは現在中国の経済特区地域に在住しており、中国の街中、TVなどにて中国大企業の中国化粧品ブランドを多く目に致しますが、中国コスメブランドのどれを見てもこれといった「特徴的な点」が見当たりません。

むしろ、中国の第三富裕層レベルの20~30代の女性は、自国の化粧品ブランドより、日本製や韓国製のコスメを積極的に購買したがる傾向にあります。その情報を知るツール、購買方法は何かと言えば、中国版SNSです。

日本人になく、中国を始めその他のアジア人に共通する点が1点あります。それは、彼らは政府、大企業のような遠い存在より、「家族・友人の存在」を何を差し置いても最も大切であると考える習慣があります。こういった「身内への絶大なる信頼」がベースになっていることが、このアンケートの回答の一番の直因です。

つまり、大企業が大きな資本を投下して行われるTV広告は「遠い存在」として認識が刷り込まれており、「自分の大切な家族や友人が言うんだから間違いない」といった意識が彼らの行動パターンに顕著に出ているということでしょう。こういった習慣を持つアジア人にアプローチするには、SNSによる「口コミ」を使うことが最も効率の良い方法と言えます。


3. アジア人の習慣に最もぴったりなツールがSNSを使った「口コミ」戦略

化粧品というのは、自分の肌に毎日使用する美を保つための重要なデイリーアイテムです。使ってその効果が果たしてどうだったのか?というシビアでリアルな情報を彼女達は求めているのです。

人口の多いアジアでは、このアジア女性の「口コミ情報」のニーズに効率よく対応できるツールが「SNS」なのです。このアジアの「SNS」事情をよく分析し、自社の商品をとにかく彼女達に試して頂き、良い口コミを増やし、一気に御社の自社化粧品をアジア市場全域に拡大させましょう。